用語解説集
用語解説集term
紙袋の専門用語などを解説いたします。
是非、オーダーメイドの紙袋制作にお役立てください。
部位・名称の用語
- g/㎡
- 1平方メートルあたりの用紙1枚の重さです。この数値が大きくなると厚く、小さくなると薄くなります。
- コート紙
- 上質紙や中質紙などの表面に白色のコート剤がコーティングされている用紙です。ツルツルして、光沢が有ります。他の用紙に比べ、青白い紙となります。発色に優れているので写真などのカラー印刷に適しています。チラシやポスター、名刺などにもよく使用されています。
- 晒クラフト紙
- クラフト紙を漂白した紙です。白紙の中で唯一光沢のない紙になります。ザラリとした和紙のような質感から、和菓子店や和食料理店など、「和」をイメージした業種様に特に人気があります。
- 未晒クラフト紙
- クラフト紙で原材料そのままの茶色い紙です。手触りはサラサラしておりナチュラルな雰囲気。製紙過程で漂白を使わないため環境負荷の低い紙です。カフェやパン屋さんでよく使用頂いております。
- 片艶晒クラフト紙
- 片面だけに艶のある晒クラフト紙です。PP貼りほどの光沢感もなく、控えめな艶が上品な雰囲気を演出します。
- マットPPラミネート加工
- ポリプロピレンが原料のマットフィルムを貼るラミネート加工です。通常の艶のあるタイプに比べ艶を消したフィルムとなるので上品で落ち着いた雰囲気となります。
- PPラミネート加工
- ポリプロピレンが原料のフィルムを貼るラミネート加工です。光沢があり手触りがツルツルしています。
- ニス引き
- 印刷を保護するため、表面に透明な樹脂を塗る処理方法です。濃い色でベタ印刷をしたり、広い面積でフルカラー印刷をした場合の、摩擦による色落ち防止として使用されます。同じように表面保護の役割をもつPP貼りもございますが、ニス引きはPP貼り程の強度は無く、紙の質感を損なうことなく自然な仕上がりとなります。
- 口折り
- 紙袋上部の、内側に折り返す部分のことです。口折りのあるものは折り返した紙の間に台紙(口台紙)を挟むため強度が増し、耐荷重にも優れています。
- ロボール
- 紙袋や縫製品の袋上部折り返し部分「口折り」に入れるボール紙のことです。
- 底ボール
- 紙袋の底に補強のために入れるボール紙です。ほとんどの口折り紙袋に使用され、紙袋の強度が増し、形状が安定する役目があります。
- 穴あけ紐通し
- 紙袋の上部(口折部分)に穴を空けて紐を通し、内側で結ぶ取り付け方です。
- 1枚貼り
- 1枚の紙で紙袋の形にする製袋方法です。
- 2枚貼り
- 2枚の紙を貼り合わせて紙袋の形にする製袋方法です。
持ち手・ハンドルの用語
- PP紐
- ポリプロピレンで作られた紐です。荷造り紐としても使われる紐なので軽くて摩擦に強い紐です。
- アクリル平紐
- アクリル素材を平たく編み込んだ紐です。その特徴的な平らな見た目から、アパレルや各種ショッピングバッグで幅広く使用されています。重量のある商品の持ち運びにも適しています。
- アクリルスピンドル紐
- アクリル繊維の丸紐です。素朴で暖かみのある雰囲気の紐となり柔らかいイメージになります。弊社で取り扱いのある紐の中で最もカラーバリエーションがあり、様々なシーンでご使用頂けます。太さや長さ、取り付け方法をカスタムすることも可能です。
- 紙単紙
- 1本の紙で出来た紐です。硬くハリがあり自立します。
- サテンリボン
- 光沢がある平たい紐です。滑らかな触り心地で光沢感があり、ラッピング等で良く使用されています。
- ハッピータック
- 袋の上部をパチッと止められるプラスチック製の持ち手です。資料、パンフレット、冊子等を入れるのに適しており、洋服を入れる紙袋でも使われます。
- ハトメ
- 紙袋に紐を通す部分に付けるリング状の金具です。紐で紙袋の穴が破損しないように使われます。
- OFJ
- 袋上部を折り返し、そこに紐を貼り付ける形の紙袋です。安価で製造出来る為、大量生産が必要な紙袋に向いています。
- 小判抜き
- 楕円抜きとも呼ばれ、手提げ紐がなく本体に直接楕円の抜き型で持ち手の穴をあけた紙袋です。見た目もかわいく、贈答用・プレゼント用に特に適しています。コンパクトな形状のためかさばらず保管がしやすいという特性もあります。
印刷の用語
- CMYK
- CMYKは、「色の三原色」と呼ばれるC(青緑/シアン)、M(赤紫/マゼンタ)、Y(黄/イエロー)に黒インクを追加した合計4色での印刷方式です。C、M、Yを混ぜ合わせると次第に黒くなります(減法混色)。カラー写真や印刷などに使用し、印刷データは必ずCMYK方式での入稿となります。
- RGB
- RGBは、「光の三原色」と呼ばれ、光の発光を利用して色を表現する形式です。テレビやデジカメ、パソコンなどのモニタ上では使用できますが印刷データとしては使用ができません。
- DIC、PANTONE
-
DIC(ディック)・・・大日本インキ化学工業株式会社。DIC番号とはDICが出版する色見本帳(DICカラーガイド)を元に指定する色番号のことです。
PANTONE(パントン)・・・アメリカのPantone社のカラー印刷用色インキの名称。
DIC:My DIC Color(リンク:https://www.mydiccolor.com/)
PANTONE:https://pantone.jp/color-finder#/pick?pantoneBook=pantoneSolidCoated
- エンボス加工
- 板金や紙などに絵柄を浮き彫りにし、型を加熱しながら押し付ける加工方法です。凹凸をつけることが可能です。
- オフセット印刷
- トナー印刷ではなくインクを使った印刷です。細かなデザインの再現や、グラデーション(濃淡)の表現も可能です。
- グラビア印刷
- 金属ロールの凹部分にインクを盛って印刷する方法です。インクで盛りつけたような形で印刷します。版の耐久性が高いため、大量印刷、再注文などの増刷時のコストパフォーマンスに優れています。
- シルク印刷
- 版の穴からインクを通して印刷する方法です。印刷箇所にインクが通過する極小の穴を空けて印刷します。1色につき1版が必要です。
- 箔押し
- ホットスタンプとも呼ばれ、熱と圧力で紙に箔を付着させる印刷方法です。通常のインク印刷にはない華やかさがあり、存在感のある紙袋となります。
- ベタ印刷
- 広い面積を塗りつぶす印刷方法です。広範囲にインクをのせる場合、1回印刷を行っただけではムラになる為、複数回印刷を行います。
- UV印刷
- 紫外線を使用する印刷方法です。速乾性のあるUVインク(紫外線硬化樹脂インク)に紫外線をあてる事によって瞬時に硬化させます。乾かす際に乾燥剤などを使用しないので、環境にやさしいインクとも言われています。
- 紙マーク
- 紙マークとは、紙製容器包装の識別表示のことです。平成13年4月より、家庭から排出される紙製容器包装に付けることが義務化されています。通常は底面に印字します。
その他の用語
- 耐荷重
- 紙袋が耐えられる内容物の重さのことです。(株)モロフジの荷重試験では3~6kgの重さに耐えられることが確認できております。取っ手や紙の仕様によって前後しますので、重さがご心配な場合は同等仕様のサンプルをお送りいたしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。